夏休み対策 その4

あまりぱっとしない天気が続きますが、夏休みもそろそろ半分が経過します。2学期につながる何か?親子で始められましたか?
今日は必見情報をお知らせいたします。度々お話する全国学力調査の結果で、新たに学力と家族の関わりについてある調査結果の発表がありました。
『日頃親が心がけていること』の中に『読書・読み聞かせ』『博物館や美術館に連れて行く』『日頃の出来事、新聞記事について親子で話す』が、学力上位層に多いということが解りました。この結果は親の年収や地域差にも関係がなかったようです。
夏休み!子供との40日間は大変なことも多いと思いますが、学力上位層の行っているこれらの内容は、どう考えてみても夏休みがチャンスですね?
次回はあるお客様からの投稿をお知らせします。お楽しみに!

夏休み対策 その3

通勤電車の中は、学生さんが夏休みだからでしょうか?いつもより空いています。そんな車内である会話に耳を欹てていました。中学生の子供を持つ母親同士の会話です。
小学生の頃の夏休みと違って、高校受験を控えているのでしょう~「小学生の頃までは理科が得意だったのに、中学へ行ってからはだんだんと成績が下がり始めた。」とのこと。「図鑑が好きでよく見ていたけれど、虫の名前を覚えているくらいではね~」中学校の授業にはあまり対応できなかったようです。「図鑑にもいろいろ種類があるんですよ!」とテレパシーを送ってみたけれど・・・確かに小学生3年くらいからテストに出題されるのは「虫の名前・花の名前」的な「これ何?あれ何?」という問題ではなく、そこから一歩踏み込んだ「なぜ?どうして?」的な問題が主流です。けれどその車内の母親の立派だったのは、そのことに気づいたこと!でも間もなく受験勉強のピーク!
幼児・小学校のお子様をお持ちのお母様は、この夏休みに「これ何?あれ何?」から「なぜ?どうして?」と考える習慣を一緒に作ってください。全教科に関連して受験時期に絶対、ラクです!
夏休み開始12日目、来週8月です。

夏休み対策 その2

先日のお客様との「マンボウについての対話!」結構な反響をいただきました。ありがとうございます。
今日は、こんな嬉しいお話をご紹介いたします。皆様の夏休み対策の参考にしてくださ い。小学校2年生の男の子をお持ちのお母様から担任の先生とのやり取りの連絡帳を 見せていただきました。先生より「英語の本とことわざに関して・・・全部覚えていてビックリしました!クラスの皆もすげーっと。実力付けていますね?こういう力は高学年になったとき更に実力を発揮されるものです。目に見えない力を今のうちに沢山栄養としてさりげなく与えているお母様は素晴らしいです。」と・・・お母様「とんでもないです。ただ夕食の後などにカルタや図鑑で問題の出しっこをして遊んでいるだけです。」先生「時間を見つけては親子で触れ合える時間を作っていること!素敵なことです!」夏休みの時間が沢山あるときがチャンスです。
今までの反省をしながら2学期につながる親子のふれあいの時間を図鑑やカルタや英単語などで問題を出し合ってください。
夏休み10日過ぎました!

夏休み対策 その1

先日、図鑑をご愛用いただいているお客様から、ある質問を受けました。お嬢様からの質問で、「マンボウはなぜ英語でSunfishというのですか?」と。ある方が「マンボウは太陽に向かってジャンプする習性があるからじゃない」???
理由は・・・マンボウは、時折海面に身体を横たえた姿のマンボウが観察されることがあるそうです。この理由から丸い体が浮かんでいる様が太陽のようであることから”Sunfish”という英名がついたみたいです。この行動はカモメなどの海鳥に寄生虫を取ってもらうため、日光浴、我々人間社会の習慣である布団干しなどと同様殺菌が目的ではないかと考えられているそうです。「マンボウは勢いをつけて海面からジャンプする」は、寄生虫を振り落とすための可能性が強いようです。
お嬢様はきっと夏休みにこの題材を宿題の作文にするのでしょうか?
このような質問は、大切なことです・・・と言うのも先日「国際生物学オリンピック」で日本初の金メダルを獲得した大月亮太(りゅうた)さんのコラム「幼い頃から生き物が好きで、観察、飼育に夢中だった。いつも虫の思わぬ行動を見て「なぜ?どうして?」と考えることが日課になっていた。とのことです。ノーベル賞に輝いた小柴先生や田中先生の「これからの子供たちに一言!」というタイトルで直筆の色紙を見たことがありますが、「なぜ?どうして?」と思ったことを徹底的に調べてみよう!と書いてあった事が印象的でした。
図鑑の使い方のポイントは「これなに?あれなに?なぜ?どうして?」を、まずは親から子供に質問してあげることです。子供たちはこれらの質問を受けることで、頭の中に必ず考える習慣がつきます。夏休み開始6日目です。新しい習慣何か始めてください。

夏休みの作文講座

今日のタイトルは図鑑と作文力、そして親子の会話です。夏休み前に・・・必見です!前々回お約束の作文例のお話です。この3つの例をお読みになって何を感じますか?
作文・題「水族館」
《A君》
今日は家族で水族館に行きました。魚がいっぱいいました。貝やえびもいました。お昼は焼きそばを食べました。イルカのショーを見て帰りました。【メモを写したような作文】
《B君》
今日は家族で水族館に行きました。水族館には海の生き物がいっぱいいました。ジンベイザメ、ホホジロザメ【固有名詞】は口を開いた時、歯が内側を向いてはえているのが見えました。【観察力・調べ学習】餌のサンマを取り合って食べていました。飼育係の人が餌のサンマをあげるのを忘れてしまったら、ホホジロザメは回りで泳いでいる魚達を食べてしまうのだと思いました。【想像力】見たことの無い魚を家に帰って調べて見ようと思います。【調べ学習の習慣付け】お昼に焼きそばを食べてから、イルカショーを見て帰りました。
《親子の会話を大切にしているB君》
今日は家族で水族館に行きました。水族館には海の生き物がいっぱいいました。ジンベイザメ、ホホジロザメ【固有名詞】は口を開いた時、歯が内側を向いてはえているのが見えました。【観察力・調べ学習】餌のサンマを取り合って食べていました。飼育係の人が餌のサンマをあげるのを忘れてしまったら、ホホジロザメは回りで泳いでいる魚達を食べてしまうのだと思いました。【想像力】見たことの無い魚を家に帰って調べて見ようと思います。【調べ学習の習慣付け】お昼に焼きそばを食べてから、イルカショーを見て帰りました。今日は一日中、海の生き物達を見ていたため、泳ぐのがうまくなった気がします。いつか海でイルカと一緒に泳いでみたいです。【感想を親子で会話する習慣】
こどもとの会話、作文に、これらが習慣化されていますか?【固有名詞】【観察力】【想像力】【調べ学習の習慣】【感想を親子で会話する習慣】
読書習慣を身に着ける簡単な方法は図鑑を見る、本を読む習慣の繰り返し、そして作文力を身に着ける簡単な方法は図鑑を見る、本を読む習慣から親子の会話を大切にすることです。これらはやがて作文に現れます!夏休み前に、2学期につながる「夏休み対策」整えておいてください。