酒井のつぶやき

反復練習と応用問題

先日あるお客様からご質問をいただきました。算数は、計算問題だけを繰り返しやっていれば充分なのかと?私の講演会でもよくお話しするのですが、特にここ数年で算数は国語力が必要な時代になって来ています。計算問題だけでは、決して解くことのできない複雑な問題も多く見られます。ただ、近年小学生の学力レベルが著しく低下しており、最低限度の家庭内トレーニング(家庭学習習慣)1・読み2・書き3・計算が課題として強く取り上げられています。ご質問の応えは計算は繰り返し行うことが大切ですが、応用問題までを解く学力には、更に読解力が必要となります。その基礎は読書と漢字の練習です。考え方としてこれからは、算数=計算という考えではなく、算数=国語と考えてみると、全て応用問題(計算・読解力・漢字・読書・・・)が大切な事がわかります。そしてそれらを反復練習する習慣を付けてください。

大阪府家庭学習の手引書

大阪府の家庭学習手引を入手し、じっくり読んでみました。印象に残った部分を解説しながらお伝えします。
一番根底にあったのは、家庭での時間の過ごし方でした。特に大阪の子供たちは、全国の子供たちに比べて、朝ごはんを食べる、夜早く寝る子供が少ないなど、今までの分析を再度公表し呼びかけていました。驚いたのは次の具体的な家庭学習のプログラムです。まず始めに宿題を終わらせ、計算や漢字の練習、ワークやドリルを行う時間の確保を呼びかけていました。これらは全国学力テスト等の分析から大阪府が考えた家庭学習のプログラムだと思いますが、全国上位の秋田県が行っています学年×10分+10分を低学年~高学年に分け、一律にプラス10ではなく20~30分と高学年に向け、家庭学習に集中する時間の増加が変更され記載されていました。また3~4年生の中学年になると家庭学習の内容に計算や漢字練習といった反復練習だけではなく調べる学習や作文を書くことの呼びかけも記載されていました。これらは私の全国講演会でも毎回お話しをさせていただいている内容ですが、大阪府から家庭学習の具体的なプログラムやアドバイスが発信され、時間がかかったとしても定着することによって全国の家庭学習への影響力も大きく変わると思います。
大阪にお住まいでない方も、これらを参考に早めに各家庭で取り組んでみて下さい。今後全国講演会では、これらの内容をもう少し具体的にお話するつもりです。

前回の続き・大阪の学校教育から

大阪府が強調している「家庭で勉強をする子供の育成を目指す為の学校教育」指導内容の中に度々とりあげらるのは、やはり「反復練習」です。これは全国学力テストの結果、上位の秋田県の教育委員会が数年前から取り上げているプロセスの一つです。
やはり何事も決めたら一定期間「続ける!」という概念はどこのジャンルでも大切です。私の好きな言葉に「意識変われば、行動変わり、行動変われば、習慣が変わり、習慣が変われば、性格・・・運命が変わる」という標語があります。私もいろいろ試してみましたが、一番しんどいのが「習慣を変えること!」すなわち「続ける!継続」です。
長くなりましたが、ここで「習慣にしてただきたい家庭学習の項目」を最近の傾向から、再度まとめます。1・これからの新家庭学習標語=「読み・書き・計算・英会話」(歴史ある「読み・書き・計算」に「英会話」を必ず導入してください。最低英単語からでも~)2・学習時間と内容=学年×10分+10~30分(ドリルなどの反復練習)3・学習時間と内容=学年×5ページ(本を見たり読んだり)と英語を音声で10単語繰り返してみてください。始めは大変かもしれませんが意外と簡単に慣れてきます。子供の嫌がる「歯磨き3分」よりずっと楽です。

大阪府学校教育の深い話

連休中、某新聞に気になる記事が掲載されていました。「大阪府は家庭で勉強する習慣を付けるために放課後の学校を活用している」という内容でした。簡単に言うと学習支援アドバイザーが放課後、先生たちと一緒に生徒を個別指導しているという内容でした。
更に興味があったのは、府教育委員会が製作した小中学生に向けた「家庭学習の手引き」の活用です。早速関係者に連絡を取り入手していただくようお願いしましたが、大阪府はご存知の通り「全国学力調査」で、ここ2年連続順位に悩み、また家庭内で30分以上勉強する子供たちも全国平均より少ないという現状から、このような策を練りだしたのだと思います。
今回の記事で「安心!」したのは基礎学力を先生方だけに頼り底上げするのではなく、「最終的には家庭で勉強する習慣づけを目標」にした独自の放課後活用プログラムであったことです。大阪府に限らず、「お子様が家で勉強する習慣の無いご家庭」は是非、これらを参考に家庭学習のルールを早めに確立してください。私が公表している具体的な内容は次回・・・また復習しましょう。
(追伸)大阪府作成の「家庭学習の手引き」は入手でき次第、気になる箇所をお伝えします。

全国学力調査

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2009年度の全国学力調査がいよいよ来週の4月21日火曜日に行われます。
小学6年生と中学3年生で行われるこのテストですが、ここ最近では43年ぶりに連続して3回行われ、各都道府県共にある程度の対策を行っている気がします。
テスト内容は国語と算数(数学)の各教科A基本、B発展と二種類のテストが行われ、特にB発展は問題の内容が広く、深くかなりの難易度です。頭で考えるだけではなく、体験を通して想像力や推測力、時には心を働かせて解く問題も出題されます。またそれらのテスト以外に生活状況調査が行われます。家庭内での規律、躾、食生活と学力調査の得点の関係はかなり密接なようです。
特に保護者の皆様!当該学年にとらわれず、どんなテスト内容か?どんな調査か?小学低学年から気にかけておくと大変参考になります。詳しくは私の教育講演会でお伝えしていますが、文部科学省のHP等でも見られますので、是非ご確認を!
 文部科学省 http://www.mext.go.jp/